椎名誠
姉が椎名誠さんの本が好きで、本を借りて読みました。タイトルも何気ないのにインパクトがあります。エドウィンの「シーナさん、シーナさん」というCMも好きだったし、いつも面白いことをしているんだな〜と思っています。沢野ひとしさんのへろへろな絵も好きです。
【作品について】 - 読んだ本
作品の数としては少ないのかもしれないので、大体読んでいます。初期は1984年〜1995年、最近のものを1996年〜2006年と分けると20年以上経つのですが、初期はバブル期、最近はシンプルライフという感じがします。西村さんのライフスタイルそのものが表れています。
インドでわしも考えた
インド人は朝晩カレーを食べているのか?カースト制度は今も生きているのか?なぜターバンを巻くのか?女性はサリーしか着ないのか?という真相を究明するため、インドに飛んだという話。インドに行く前の注射はやだな〜と思いながら読みました。インドの入門書として肩肘張らずに読める本です。
地球どこでも不思議旅
確かこの本で、八ツ橋はまずい、と書いていたはず。
蚊
表題作の「蚊」は蚊に刺されたときの描写がすごくて痒くなる話でした。
はるさきのへび
葉さんについて書かれているというので読んでみました。2001年の「海ちゃん、おはよう」の元になっている作品(タイトル同じ)が入っています。母親の目で書かれているのですが、どこから細かいディティールが出てきたのだろうと思います。やっぱり椎名さんの奥さん?
用語
昭和軽薄体
椎名さんの不思議な文体のこと。初期は攻撃的な文章でした。のちにスーパーエッセイと呼ばれました。
活字中毒
椎名誠さんのこと。たびたび「活字」「活字中毒」といった言葉が出てきます。
カツ丼は垂直に食べる
シーナとショージの発奮忘食対談より。理にかなっていて、多くの人に受け継がれています。
シーナワールド
平仮名が多く、特に意味を持たせず読者に想像させる表現が特徴です。「だぼだぼ」「オババ」「うぐうぐうぐうぐ・・・・・・」など。
椎名さんのテーマとは
椎名さんはいろいろなテーマを扱ってきました。私小説やエッセイが多いのは、ライフスタイルがそのまま本になってしまうほどスケールが大きかったり楽しめたり深く考えさせられるからです。
椎名さんが還暦というのが信じられません。ずっと動き回っていて、毎年40歳というイメージがありました。飾らない文章も丸くなったようで、良いことだと思います。徐々にテーマが家族に移行していると思います。
もともと、家族や友人を大切にしてきたと思うのですが、家族みんなが外国に出て行って、奥さんがノイローゼになって、やがて椎名さんもノイローゼになって。家族というのは大切なつながりだけど、一緒に過ごせるのはほんの一時なのかもしれません。
椎名さん自身は、昔の作品に対してどんな思いを持つのでしょう。私にとっては今になってもこんな人なかなかいないな、と思わせてくれる、いつになっても色あせないものになっています。